つまんね。死ね。

こんなタイトルでもリンク踏んじゃうクソ暇なみなさんこんにちは。今日も元気にアフィリエイトの養分、してますか！？

この前「話 つまらない」でググったら、上から3ページ全部NAVERまとめでした。おい先生。見捨てるな俺を。「当てはまったら危険！会話がつまらない人の特徴と対策とは？」じゃねえ。どんな感情でその見出し書いてんだ。とりあえずTwitterの引用から入るのをやめろ。自分の言葉で語れ。

なぜつまらない奴はつまらないのか。これは我々オモシロ偏差値帝京平成大学の民としては人生をかけて探究していきたいテーマ、逃れえぬカルマなわけです。

それなのに。世の面白い人たちときたら。

「相手の立場で何が面白いかって考えるといいよー」
「飾らない！等身大の自分を見せよう！」
「他人のことつまらないって言う奴も大概つまんないよね」

うわっ。つまんね。面白い人やめたら？ツイートより荷物をまとめろ実家に帰れ。

こんな具合。タイトルに偽りしかない。学級崩壊が無声演劇とか始めたら、なんかダメでしょ？パントマイムがめっちゃうまい田中K介さん。嫌でしょ？

声のトーンとか簡潔にまとめるとか、絶対そういう小手先の話じゃないんですよ、話の面白さって。問題はもっと単純かつ根深い。猫派は面白くて犬派はつまらない、とか多分本質はそんなもんで。それでも、じゃあ今日から猫派とはならないのが人間。

面白い奴ほどフィーリングで笑いを取ってきますよね。あいつら場を盛り上げる渾身の一言とかぜーんぶ本能で熟知してる。天賦の才。産声が吉岡里帆。子宮の中でキャンキャン読んでくる。そのくせ俺たちのような先天性ユーモア障害を相手にすると途端にこれ。NAVER。センスを磨けとか真顔で言えちゃう。

ふざけんなと。あのね、凡人と天才の間にはブ厚い壁が寝そべってんの。凡人側は分かってるんですよ。努力どうこうじゃないの。今更ちょこっと意識を変えたところでキンコン西野にしかなれません。なりたくないけど。

その壁をな、お前らが見て見ぬ振りするのはどうなのかと。優しさのつもりなのかと。それってサイコパじゃん。まるで理解ができない。

そう。理解できないんですよ。面白い人が。俺には。そして、それゆえに憧れてしまう。憧れは理解から最も遠い感情と、久保帯人も言ってますしね。

皆さまお待たせしました。950字もの前置きを経て、やっと本題でございます。この先は読まなくていいよ。

ワタクシ、オモシロ学歴が保育園卒のホイ卒なもので。あらゆる面白い人に憧れてしまいます。照明の西倉とかな。あいつのブログ超面白い。来世でも勝てない。リンク貼っとくのでみんな読め。
‭http://kiki2017freshers.hatenablog.com/entry/2018/02/13/213002‬

彼のすごいところは、ネタにされた本人でも怒らず笑えるギリギリのラインを攻めるこのバランス感覚だと思う。諭吉の遺言が「万札よりも私を見て」なのは有名な話でしょう。こういうところに、西倉の人のよさが出ているよね。冬公のブログで作演のネーミングをディスった件は忘れよう。

‭http://gekidan-kiki.hatenablog.jp/entry/2017/11/17/213008‬

—作品のタイトルに助詞を使うやつの気が本当に分からなくて（笑）。
—「は」とか「が」とか
—何より見た目が最高にカッコ悪いじゃん。
—いやー本当にあいつら、馬鹿なんですかね。

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劇団綺畸2017年度冬公演
『ダイアローグは眠れない』
作・演出 中石海
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はい。

でもこんな西倉も好き。中石海に喧嘩売っちゃう胆力に惹かれてまう。俺には無理。本当無理～。

過激な意見を臆せず言えちゃう人というのもまた、憧れの対象なわけです。僕のように、敵をつくらず誰にも嫌われず生きたい隠キャにとっては。あ、田中さん勝手に名前だしてすみませんでした。

まとめると、小池は過激かつ面白い人が好き。明快。で、この条件にぴったりな人がいて。その名も石左(イシヒダリ)。いや、この人紹介したくてこんな長文書いてるんですよ僕。

石左氏は、読める音楽ウェブマガジンこと「BASEMENT-TIMES」というサイトのメインライターを務める、つまりは物書きで食ってる人。バンドの紹介記事なんかをよく書いている。記事の面白さのためなら天皇家をも恐れぬロックな芸風がウリで、最近も女はクソ！みたいなこと言って炎上したりしている。今2018年やぞ。やめとけよ。

悪口の語彙が異常だったり、すぐ年長者を殺そうとしたり、アルコール性急性肝炎で倒れたり、まあお世辞にも人間できてるとは言えないというか、むしろド屑とまで言って差し支えないんじゃないかとすら思えるんですけど。でもネット上の不特定多数に見せる用の顔でここまで尖る人なかなかいないでしょ。有吉でももうちょっと自重する。しかもテキトー書いてるわけでもなくて、ブレない自分の評価軸を持っている。バンドの評価すべきところはきちんと評価し、ダメなところはボロクソにけなす。この姿勢が僕はとっても好きです。

石左氏、実はもう一つ「夏目新舎」という個人ブログにもたまーに文章を載っけるんですけど。こっちを読むと、BASEMENT-TIMESの石左はアクセス数のために珍獣のフリをしてるんだなあということが透けて見えて面白い。CHAIはひっでえブスだの、セカオワは宗教団体だの、好き勝手書き散らしてる石左は仮の姿に過ぎないと。

本人曰くなんですけど。会話中の沈黙が一秒と耐えられず、強迫観念から面白いことを言ってしまい、そんな自分の奇特な性格に家で一人で頭をかきむしる。会話のキャッチボールを平然と放棄できるやつらに、ある種の憧れすら抱いている。石左氏ってそういう人らしいです。

やっぱ理解できないですね。

どうでしょう。石左。ここまで読んでくれた優しい人には、BASEMENT-TIMESでも夏目新舎でも見てみてほしい。多分いい暇つぶしになります。あとバンドに詳しくなります。是非。

それでは。

役者/小道具 小池

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劇団綺畸2017年度新人公演
『虚像を抱いて死ね』
作・演出 黒橋拓
3/17(土) 19:00


3/18(日) 14:00/19:00


於 駒場小空間
全席自由席
入場無料・カンパ制
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