私は瞬足履いてましたけどね

小学生の時に人気があるのって大抵、


足の速い子


じゃないですか。


私もその例に漏れず、足の速いあの子が好きでした。小学三年生でクラス替えになるまでは存在も知らなかったあの子が。

優しくてスポーツ万能で面白くて足が速い、クラスの人気者のような子。


当時瞬足って靴が流行ってましたけど、そんなのを履かなくても足の速いSくん。


どこが好きだったの?と聞かれれば今はもう全くわからないんですが、

とにかく「好き」でした。



小学校低学年って、持ってるお金も限られるじゃないですか。

だから、旅行に行く度にお土産として可愛いキーホルダーを買って渡したり、渡されたり。なんでもないふりしてお揃いの物を持ってみたり。


初恋って大体叶わないらしいけど、


私もあの子が好きで、あの子も私が好きで。

好きだったはずなのに、そんな状況が恥ずかしくて耐えられなくて、あの子からの告白を何度も無視しました。


結局そんなよくわからない関係のままクラスが替わって、いつのまにか他の子が好きになって、いつのまにか卒業して、いつのまにかどこに進学したのかも分からなくなりました。


でも、あの子が好きだったから、あの時のこと今でも覚えています。

きっと大事な記憶なんだと 私が決めて、今も私の中に残ってるんだと思います。




あ、

私の初恋、結局叶ってないじゃん。


これを読んでる人の初恋は叶ってますか?気になります。





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劇団綺畸2017年度新人公演
『虚像を抱いて死ね』
作・演出 黒橋拓
3/17(土) 19:00
3/18(日) 14:00/19:00


於 駒場小空間
全席自由席
入場無料・カンパ制
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